本田清六とは?
本多静六(ほんだ せいろく、1866年8月11日 – 1952年1月29日)は、日本の林学者、造園家、そして株式投資家として知られています。「日本の公園の父」と称され、数多くの公園整備に携わり、日本の造園技術と都市計画に大きな影響を与えました。幼少期は折原静六と名乗っていましたが、後に本多家の養子となりました。
東京帝国大学農科大学の教授として林学を教えるかたわら、「月給4分の1天引き貯金」を基本とした堅実な貯蓄・投資法を実践し、これを通じて大きな財産を築きました。彼は定年退官後、自らの全財産を社会に寄付し、公共の福祉に尽力しました。さらに、節約と貯蓄の重要性を説いた『私の財産告白』は、時代を超えて多くの人々に影響を与えています。
「私の財産告白」とは?
『私の財産告白』は、本田清六が自らの人生を振り返り、成功と財産形成の秘訣を語った自伝的な著作です。戦後の混乱期に、彼がどのようにして財産を築き、経済的独立を達成したのかを詳細に記しています。本田は「節約」と「倹約」を基盤とした生活哲学を強調し、小さな積み重ねが大きな財産を生むと説きます。また、借金を避け、堅実に資産を増やすことの重要性を説き、人々に真の豊かさを得るための心構えと行動指針を提供しています。この本は、自己管理と慎重な財務運営の価値を強調し、当時の読者に大きな影響を与えました。今日においても、人生設計や資産形成の指針として幅広い層から支持されています。
月給4分の1天引き貯金
本田清六の提唱する月給4分の1天引き貯金は、収入のうち4分の1を貯蓄に回し、残りの4分の3で生活するというシンプルかつ実行可能な資産形成法です。この方法の基本は、以下の2つの要素で構成されています。
①収入の4分の1を先取りで貯蓄
給与や定期的な収入が入った時点で、まず25%を貯蓄に回します。これにより、使いすぎを防ぎ、計画的に財産を増やせます。
②ボーナスや臨時収入は全額貯蓄
通常の収入とは別に、ボーナスや臨時の利益が入った場合には、それをすべて貯蓄します。これによって、貯蓄スピードが加速し、大きな資産形成を可能にします。
月給4分の1天引き貯金シミュレーション
月給4分の1天引き貯金を実践したとき、労働可能年数 = 40年経過後の資産をシミュレーションしてみます。
所得金額の前提
- 生涯賃金2.7億円のモデルを想定しています。
- 月収 = 年齢(例えば30歳なら30万円)としています。
- ボーナス = 月収の4か月分としています。
- 22歳から61歳までの40年間労働すると想定します。
年間貯蓄額
- 以下前提で年齢毎の貯蓄額を示します。
- 月収分の1/4を貯蓄
- ボーナスは全額貯蓄
資産推移
- 資産推移を示します
- 横軸:積立年数を示します。1 = 22歳に相当します。
- 青色:全額貯蓄に回した場合です。
- 赤色:年利3%で運用した場合です。
本田清六の月給4分の1天引き貯金を40年間継続すれば、貯蓄額だけでも1億円以上の資産を築くことができますね。
加えて投資で年利3%で運用すれば、2億円以上の資産も夢ではありません。
総括
本田清六の月給4分の1天引き貯金法をシミュレーションしてみました。生涯億以上の資産を築くことも夢ではありません。
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